アイデア出しに行き詰まったら?効果的なブレインストーミングのやり方とおすすめツール
ゆり
目次
はじめに
ビジネスにおける企画立案の場面などで、アイデアが浮かばなくて困ったことはありませんか?そんな時、どうやって新しい発想を引き出していますか?
ビジネスにおいて、アイデア出しはとても大切なプロセスです。しかし、どんなに優秀なチームでも、アイデア出しの際に良い発想が浮かばず、行き詰まることがあるでしょう。そんな時に頼りになるのが「ブレインストーミング」です。
今回は、ブレインストーミングを使ってアイデアを生み出すための効果的な方法をご紹介します。アイデア出しで行き詰まりを感じたときに、この方法を試してみることで、新しいアイデアの扉を開くヒントになるかもしれません。
ブレインストーミングとは?
ブレインストーミングとは、自由な発想で大量のアイデアを生み出すための手法です。複数の参加者が集まり、テーマに対してアイデアを出し合い、そのアイデアをもとに新しい発想を生み出します。
まずはアイデアの量を重視し、質は後で考えるのがポイントです。この手法は、クリエイティブなアイデアを生み出すときに非常に効果的です。
ブレインストーミングの基本ルール
効果的なブレインストーミングを行うためには、いくつかの基本ルールを守ることが重要です。以下のルールを意識することで、アイデアが出やすい環境を作り出すことができます。
・自由に発言する
ブレインストーミングでは、どんなアイデアも自由に発言できることが大切です。奇抜なアイデアや一見実現不可能なアイデアでも、遠慮せずに発言しましょう。自由な発言が新しい発想を生むきっかけになります。
・批判をしない
アイデアを出す際には、他の参加者の発言を批判しないことが基本です。どんなアイデアにも価値があり、その場での批判は創造性を制限してしまう可能性があります。まずは、すべてのアイデアを受け入れる姿勢が大切です。
・量を重視する
ブレインストーミングでは、質よりも量を重視します。とにかく多くのアイデアを出すことで、その中から優れたアイデアが生まれる可能性が高まります。アイデアが多いほど、結びつきや改良が進みやすくなります。
・その場で出たアイデアを結合・改良する
他の参加者のアイデアを参考にしながら、それを結合したり、改良したりすることも大切です。アイデアは個々に完結するのではなく、組み合わせたり発展させたりすることで、より良いものに進化していきます。
効果的なブレインストーミングの方法
ブレインストーミングをさらに効果的に行うためには、いくつかの手法を取り入れると良いでしょう。以下の方法を試してみることで、アイデアの幅が広がります。
・マインドマッピング
マインドマッピングは、中心となるテーマや問題をもとに、関連するアイデアや要素を放射状に展開していく視覚的な手法です。紙やホワイトボード、デジタルツールを使って、中央にテーマを書き、その周りに連想されるキーワードやアイデアをどんどん追加していきます。
実践例:
例えば、新しい商品コンセプトを考える際に、「健康食品」をテーマにしたマインドマップを作成します。
そこから「材料」「ターゲット層」「販売チャネル」「デザイン」などのキーワードを紐づけし、さらにそこから派生して具体的なアイデアを展開していきます。最終的に、複数の具体的なコンセプト案が浮かび上がります。
・SCAMPER法
SCAMPER法は、既存のアイデアや製品に対して7つの異なる視点からアプローチすることで、新しいアイデアを生み出す手法です。以下の頭文字を使ってアイデアを発展させます。
- Substitute(置換):何かを他のものに置き換えることで、発想の転換をします。
- Combine(結合):2つ以上のアイデアや要素を組み合わせて、新しいアイデアを生み出します。
- Adapt(適用):既存のアイデアを他の状況に適用してみます。
- Modify(修正):形状、色、サイズなどを変えて新しいアイデアにします。
- Put to another use(他の用途に使用):既存のアイデアを異なる用途で使用してみます。
- Eliminate(排除):不要な部分を取り除いてシンプルなアイデアにしてみます。
- Reverse(逆転):アイデアや工程を逆にして考えることで、新しい発想を生み出します。
実践例:
SCAMPER法は、主に既存の商品を改良する際に向いている手法です。
例えば、「S」ubstitute(置換)を使って、自社の製品に使用している材料やパーツを、より環境に優しい素材や低コストの代替品に置き換えることを検討してみましょう。具体的には、パッケージ素材をプラスチックからリサイクル紙に置き換えることで、エコな製品として新しい市場にアピールすることができるようになる、といった考え方です。
「C」ombine(結合)の考え方を使った例では、自社の既存サービスに新しい要素を組み合わせることで、付加価値を提供できます。具体的には、既存のサービスにオンライン相談やカスタマーサポートを追加して、顧客満足度を高めると同時に、競合との差別化を図ることができるようになる、といった考え方です。
・ランダムワード法
ランダムワード法は、無関係な単語をランダムに選び、その単語から連想されるアイデアを考える手法です。これにより、通常の発想では結びつかない要素が組み合わさることで、斬新なアイデアが生まれることがあります。
実践例:
例えば、テーマが「新しい広告キャンペーン」なら、無作為に「自転車」「音楽」「太陽」といった単語を選び、それらを使ってどのような広告ができるかを考えます。自転車に関連した移動広告や、音楽イベントを絡めたプロモーションなど、通常の発想では出てこないアイデアが浮かびます。
おすすめツール3選
ブレインストーミングを効率的に進めるためには、ツールを活用するのも一つの手です。おすすめのツールを3つご紹介します。
1. Miro
Miroは、オンラインで使えるホワイトボードツールで、チームメンバーとリアルタイムでアイデアを共有し、視覚的に整理するのに向いているツールです。ドラッグ&ドロップ操作で付箋や図形を自由に配置できるため、直感的な操作が可能です。
主な特徴:
- リアルタイムコラボレーション:チームメンバーが同時にアイデアを書き込んだり、変更を加えたりできます。
- 豊富なテンプレート:ブレインストーミング、マインドマップ、プロジェクト管理など、さまざまなテンプレートが用意されています。
- ビジュアル化:アイデアを視覚的に整理することで、全体像を把握しやすくなります。
2. MindMeister
MindMeisterは、マインドマップを作成するための専用ツールで、アイデアを視覚的に整理するのに非常に便利です。シンプルな操作感で、複雑なアイデアでもスムーズに整理できるのが特徴です。
主な特徴:
- マインドマップ作成:中心のアイデアから放射状に関連アイデアを展開し、視覚的に整理できます。
- 共有機能:チームメンバーとマインドマップを共有し、共同で編集することが可能です。
- タスク管理機能:作成したマインドマップをそのままタスクに変換し、進捗を管理することもできます。
3. Trello
Trelloは、もともとタスク管理ツールとして知られていますが、アイデア出しにも効果的に使えるツールです。カード形式でアイデアをリスト化し、進捗状況を視覚的に把握できるのが特徴です。
主な特徴:
- カード形式での整理:アイデアやタスクをカードとして整理し、ドラッグ&ドロップで簡単に管理できます。
- 進捗管理:カードを進捗に応じて移動させることで、アイデアがどの段階にあるかを一目で確認できます。
- コラボレーション:チームメンバーとボードを共有し、コメント機能を使って意見交換を行いながらアイデアを発展させます。
まとめ
いかがでしたか?
ブレインストーミングは、アイデア出しに行き詰まったときに効果的な方法です。
基本ルールを守りながら、様々な手法やツールを活用することで、より多くのアイデアを生み出すことができます。自由な発想と積極的な意見交換を大切にしながら、効率よくアイデア出しを行っていきましょう。
クリエイティブに、そして楽しみながらブレインストーミングを行い、チーム全体のアイデア出しの効率とクオリティを上げましょう!
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