trass

BLOG

見るたびに変わる、楽しめる!今、大注目のインタラクティブ動画とは?

2016.11.25

Web運用

cozzy アバター画像

インタラクティブ動画

インタラクティブ動画とは

interactive
[形容詞]

相互に作用する、相互作用の
つまり、「インタラクティブ動画」とはただ見るだけではなく、ストーリーに参加したり、気分によって演出を選んだり、見ながら操作をしたりすることで、文字通り送り手と受け手が双方向でのやり取りをすることのできる動画です。

今回は、アーティストのMVや、商品のCMなどで活用されるようになってきたこの手法について、その特徴やどんなものがあるかをご紹介していきたいと思います。

 引用:http://ejje.weblio.jp/content/interactive

 インタラクティブ動画の種類

インタラクティブ動画にはいくつか種類がありますが大きく下記の4つに分類してご紹介します。

・動画のストーリーをクリックして選ぶ簡単なタイプ
・単純な操作で本能的に演出ができるタイプ
・マウスオーバーで変化を楽しむタイプ
・コールトゥアクション(実際に商品を購入してもらうなどの行動喚起)タイプ

 

その仕組みや特性により、一般的な動画配信サイトにて視聴できるものと各企業や等のページで視聴できるものがあり、どのタイプの動画も、見る人の興味を持続させ、積極的に参加しながら見ることのできるような工夫を凝らしています。

 

<動画のストーリーをクリックして選ぶ簡単なタイプ>

Interactive zombie movie adventure – DELIVER ME TO HELL – REAL ZOMBIES ATTACK

街中にゾンビがいる状況下でピザの注文を受けたピザ屋の話。お客さんのもとにピザを届けるまでに降りかかるいくつもの災難に対して視聴者は次に起こす行動の選択を迫られます。視聴者が判断を間違えるとストーリーは終わってしまうので、ストーリーや物語の中にいるキャラクターに感情移入しながら次の展開を予想していく、単純でわかりやすくゲーム感覚で動画を視聴できるタイプの動画です。

 

また、こんなパターンもあります。

isney Channel Whosie – INTERACTIVE VIDEO

動画内で次々と出てくる二択の質問にクリックで回答していくと、ディズニーチャンネルのキャラクターの中で一番好きなキャラクターが誰か分かるというものです。ドラマのシーンを切り取りながらキャラクターの面白さを伝え、進むにつれて番組を見たくなるという仕組みですね。

 

 

<単純な操作で本能的に演出ができるタイプ>

Jack White 「That Black Bat Licorice」
http://jackwhiteiii.com/media/thatblackbatlicorice/

jack white

アニメーション、ライブアクション、そしてヘッドバンギングの3要素をキーボードの「3」もしくは「B」を押すだけで切り替えるミュージックビデオ。見たいものを見たい瞬間に選んで見るという、その時の感性によって動画自体の演出が変わるもの。一度だけでなく何度も楽しめるのがこういう動画の特徴です。

 

 

TANLINES 「NOT THE SAME」
http://www.notthesa.me/

TANLINES

Photoshopのようにレイヤーをカスタマイズできる、とても遊び心をくすぐられる動画です。演奏している人を表示するのも非表示にするのも自分の好みで変えられるのですが、表示していないとその楽器の音も消えてしまうので極事態も変わります。演奏していない人を表示すると、暇そうにしている姿も見られたり、背景を変えることで雰囲気を一気に変えたり、自分好みのMVを作る感覚で見られるので、曲を聴き込むとさらに楽しめるかもしれません。

 

 

<マウスオーバーで変化を楽しむタイプ>

Arcade Fire – Neon Bible
http://www.beonlineb.com/

Neon Bible

黒の背景に浮かび上がる顔、手、カード等のアイテム にマウスオーバーおよびクリックするとそれに連動して表示が変化するというもの。少し変わった世界観で、不思議な違和感が癖になります。

 

 

 安室奈美恵 「Golden Touch」

https://www.youtube.com/watch?v=h_UhKcAy6xc

マウスオーバーとは違うかもしれませんが、中央に指を置きながら見ると、指先に鳥が止まったりレコードをスクラッチしたり、ボタンやスイッチを押したりしているように作られていて、音楽と一緒に自分も映像の中に入り込んでいるような感覚に陥る楽しさがあります。次はなんだろう・・・とワクワクしながら最後まで見続けられる動画ですね。

 

 

<コールトゥアクション(実際に商品を購入してもらうなどの行動喚起)タイプ>

ASOS PRESENTS: COLOUR CONTROL ft. JUCE! – “THE HEAT” – INTERACTIVE MUSIC VIDEO

アパレルブランドの動画で、服などのカラーを選びながら楽しめるもの。モデルさんの服の色をその場で変えることのできる、「動くカタログ」といった感じです。最後にショップへのリンクもあり、購入につながる意欲を高めるために作られた動画です。

 

 

さわろう。ふだんプレミアム インタラクティブムービー  パナソニック
http://panasonic.jp/fudan/interactive/

panasonic

様々な「ふだん」のシチュエーションで使われている製品を紹介しながら、時には洗濯機や冷蔵庫のドアを開けたり、タオルをたたんだり、動画内の動きに参加しながら「なんでもないふだんを、宝物にしよう。」というコンセプトに沿って製品等の詳細を調べていける動画。自分の暮らしと照らし合わせながら見ることが出来るので商品を使うイメージがしやすくなっています。そして気になった洗濯機や冷蔵庫の製品詳細ページへのリンクもあり、行動に移しやすくなっています。

 

 

<それ以外のオススメ>

Arcade Fire 「The Wilderness Downtown
http://www.thewildernessdowntown.com/

The Wilderness Downtown

TOP画面で住所を打ち込むと、動画内でその住所のGOOGLEマップが表示されて、男性が走っているのがあたかもそのあたりであるかのような演出になります。後半ではさらに文字や絵を打ち込んだり書き込むことができてその描線が枝になり、沢山の鳥がその枝に止まったと思ったら動画内に飛び移っていく・・・というような現実と物語の境界を壊すようなつくりになっていてとても惹きこまれます。

The Wilderness Downtown

次々と実際のウィンドウが立ち上がったり消えたり、移動したりするのも楽しいです。

 

 

次はとても話題になったこの作品。

Kontra K「An deiner Seite」
http://andeinerseite.video/

Kontra K

MVではあるけれど、壮大なサスペンスドラマのようなストーリーで、PCだとスペースキーを押している間だけ時系列が過去に戻り、離すと現代の物語が進行する。二つを見比べながら、何が起きたのかを追っていく動画。

Kontra K

ガイドに沿っていくつか用意されているポイントで見るべき「過去」を見ると、 「EVIDENCE(証拠)」を集めたことになり、集めた数によりエンディングが変わるというなんともワクワクする仕組みです。

 

 

インタラクティブ動画を作るには

このような“参加型”の動画はどんな人でも作ろうと思えば作ることができます。その方法は簡単なものから本格的なものまで幅広くありますが、その一部をご紹介します。

 

■ YouTubeクリエイターツール

YouTubeクリエイターツールでは、動画広告やブランドへの注目度を高めたい場合は、視聴者に視聴を呼びかけたいチャンネルにリンクできる「チャンネルカード」、視聴者が動画ページ上から直接資金を寄付して、動画に対する好意を表明できるようにすることができる「視聴者ファンディング」、動画と関連ウェブサイト、承認済みのクラウドファンディング サイト等の URLを直接リンクできる「リンクカード」、動画に YouTube 寄付カードを設定して寄付を集めることができる「寄付カード」等の、「カード」と呼ばれる機能を利用して視聴者が積極的に参加できる動画を作成することができます。

他にも商品情報のリスティングを表示する「ショッピングカード」や、オーバーレイ表示でサイトへのクリックを促す「Call-to-Action オーバーレイ」等の機能、アプリのインストールなどユーザーのアクションを促す「自動終了画面」などの機能も活用できます。

このように、簡単なインタラクティブ動画であれば、YouTubeのクリエイターツールで充分作ることができます。

 

参照:YouTube ヘルプ
https://support.google.com/youtube/answer/150471?hl=ja
https://support.google.com/youtube/answer/6140493?hl=ja

 

 

■オーサリングアプリケーション

ほとんどはweb上での作業になりますが、表示されるWebの指示に従えばインタラクティブ動画が作成できるようになっているサービスが沢山あります。代表的なものをいくつかご紹介しておきます。

Vidzor
http://vidzor.com/

vidzor

 

Interlude
https://interlude.fm/

Interlude

 

 Rapt Media
http://www.raptmedia.com/

rapt

 

Spotful
https://clickthespot.com/

spotful

 

EICHI
http://www.ddf.dentsu.co.jp/service/eichi/

eichi

 

HTML5に対応しているブラウザ向けに自分で動画をオーサリングする方法もあります。もちろんコチラの方が自由度は高いのですが、少しハードルが高いので、こういったwebサービスでインタラクティブ動画を作成できるのは大変便利です。

 

 

 活用方法とまとめ

インタラクティブ動画は視聴者の興味を持続させるだけではなく、経験を共有したり、感情移入させたりすることで、より深く楽しんでもらう、あるいは何らかの行動を喚起するものなので、まずはその動画の視聴者、つまりターゲットが誰なのかをはっきりさせることが大事です。

そのターゲットや動画の主旨に沿って、インタラクティブのタイプを決め、分かりやすく誰でも楽しめる仕掛けをつくる必要があります。

パソコンだけでなくスマートフォンやそのほかのデバイスにて日常的にインターネットで動画を見ることが多くなってきて沢山の動画が溢れている現代では、インタラクティブ動画は差別化をはかり、何度も見たくなる動画、誰かに話したくなる動画を作り出すことにも役立っています。

ストーリーに参加するものや、見るだけでは得られない多くの情報に触れられるもの、見るたびに変化を楽しめるもの、そんなインタラクティブ動画がこれからどんどん増えていけば、もしかしたら広告の主流になっていく日もそう遠くないかもしれません。

 

 

参照:https://90seconds.jp/videotechonline/marketing/what-is-interactive-video/

 

トラスではお客さま先に常駐して運用ディレクションやサポート業務を行う、人材常駐サービスを行っています。
詳しい業務内容は人材常駐サービスをご覧ください。

トラスのサービスを詳しく見る

CATEGORY LIST

CONTACT

03-6383-4401

受付時間:9:00〜18:00(土日祝定休)

メールでのお問い合わせ

COMPANY PROFILE

BLOG