【コラム】選択肢が多ければ良いという訳ではない?「ジャムの法則」とは?
cozzy
皆さんこんにちは、新卒Webディレクターアシスタントのまりです!
私は今、プレゼンの練習で、一分間スピーチのトレーニングをしており、日々トピックを集め、リサーチに取り組んでいます。
その中で、今回は「これ覚えておくといいな!」と思ったスピーチをご紹介します。
選択肢が多すぎるのは良くない?「ジャムの法則」とは。
私は優柔不断で、買い物や食事の際も選ぶのに時間がかかってしまいます。
最近、同僚とランチに行こうとした時、会社の周りに飲食店がありすぎて、何を食べようか迷ってしまい、決めるのに時間がかかってしまいました。
それには何か原因があるのではないかと思い、リサーチしてみたところ、興味深いトピックを見つけました。それが「ジャムの法則」です。
ジャムの法則とは
「選択肢が多すぎると選択しづらくなるという法則」です。
引用元:https://thinkinguides.com/buisiness/marketing/jam/#i『思考のミチシルベ』
これはコロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授が発表したものです。
彼女はアメリカのマーケットにジャムの試食ブースを作り、24種類のジャムと6種類のジャムを数時間ごとに入れ替えて提供して、客の反応を見るという実験を行いました。その結果、24種類のジャムは買い物客のわずか3%でしたが、6種類のジャムは買い物客の30%近くの方が購入しました。
つまり数が多ければ売れるというわけではなく、逆に選択しづらくなり、結局“購入しないお客さんが増えてしまった”ということですね。
なぜ種類の多い方は購買意欲が低下したのか
ではなぜ多すぎると選択しづらくなるのでしょうか?
それには「選択肢過多効果」という心理が働いていると言われています。
選択肢過多とは
「選択肢が増えれば増えるほど、選択すること難しくなってしまいストレスの原因になってしまう現象のこと」です。
引用元:http://www.manegement-tk.jp/blog/2017/01/post-2357.html『マネジメント研究所』
選択肢が増えれば、脳の負担になり、判断するのに時間と労力がかかってしまいます。そして結局、購入を諦めることになってしまうということらしいです。
Apple社も!「ジャムの法則」を活用している事例をご紹介
この「ジャムの法則」をマーケティングに活用した事例があります。それが、Appleの製品ラインナップへのこだわりです。
Appleの創業者のスティーブジョブズは製品の種類が増えるのを嫌っていたそうです。彼はApple社に戻った際、15種類のプラットフォーム、350もの製品があるのに気づき、これを4種類、10種類までに減らすように言いました。Apple商品の選択肢を減らしてMacを選びやすくしたそうです。
確かにiPhoneの種類も多くなく、数種類ですよね!
私はiPhone愛用者ですが、新しいiPhoneを購入する際、すぐに決まります。
「選択肢は少なく、最低限あれば顧客は満足する」
これこそAppleが実践している、マーケティング戦略なのです。
確かに、多いとどれを選べばよいか迷ってしまいますよね。したがって、私たちが iPhoneを選んでしまう傾向にあるのは、種類の少なさも関係しているのかもしれませんね!
最後に
人は選択肢が多ければ良いというわけではなく、逆に多いと考えることにストレスを感じてしまい、購入を諦めてしまうということですね。
私も選ぶのに時間がかかってしまうことが多くありますが、これは「選択肢の多さも関係しているのか!」とリサーチをして感じました。
なので食事に行くときなども、何も決まっていなかったら、自分から「中華か和食がいいか」など選択肢を2,3つほど提案すると、すぐ決まるのかなと思いました。
皆さんも食事や買い物をしているとき、そのような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
参照元:『シーナ・アイエンガー:選択しやすくするには』
https://www.ted.com/talks/sheena_iyengar_how_to_make_choosing_easier/transcript?language=ja
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