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Web制作に役立つ思考力をつける!球撞き(たまつき)ロジカルシンキング ~その2~

2015.05.26

Web制作

takaya takaya

前回の~その1~では、ポケットビリヤードのゲーム中における戦略のたてかた、思考が普段のWeb制作現場でも使えるという概念部分を説明しました。
今回の~その2~では、実際に具体的なプレイにこじつけ・・・当てはめて説明したいと思います。

前回の記事はこちら

また、前回はわかりやすくポケットビリヤードという表現を使っていましたが、今回はちょっと通っぽくPool Game(プールゲーム)って書いてみます。

日本ではよくナインボールというゲームから始める初心者の方も多いようですね。
これは前回も説明したように、映画ハスラー2で題材となったゲームで、この時のブームの影響で、日本でもいっきにナインボールが人気になりました。

さてナインボールでは、その時どきでまず手球を当てなければいけない的球が決まっています。手球を撞くとき、まず必ずその時のテーブル上の最小番号の的球から当てなければいけません。

1番の的球が残っていれば1番から、1番、2番がポケットされていれば3番にまずは当てなければいけないといった具合です。

ゲームの詳しいルールはちょっと検索してもらえればいっぱい詳しく説明したサイトが出てきますので、そちらに任せるとして、実はPoolGameの中でも、このようにまず最初に手球を当てなければいけない的球が完全に決まっているゲームというのは少数派なんです。

というか、わたしが知ってる範囲では、このように最初に当てる的球が完全に決まっているゲームというのは、ナインボールや10ボールとローテーションぐらいでしょうか。

そのほかのゲームでは、例えばエイトボールでは、的球に決まったグループ(1~7がソリッド、9~15がストライプというグループ)があり、最初に決まった自分のグループ内のボールであれば、まず何番から手球を当てて、何番をポケットするかは自由で、自分のグループボールをすべてポケットした後にゲームボールの8番を狙います。

また、14-1ラック(ストレートプール)などは、テーブル上のどのボールから当てて、ポケットしてもかまいません。

そういうゲームではコールショットというルールがあります。
撞く前に何番をどのポケットに落とすか宣言します。

つまり、狙っていたポケットには入らなかったけど、跳ね返って他のポケットに入って
ラッキーといったフロックが認められません。

ほかにもいろいろとルールはありますが、興味があるかたはほかで調べていただくとして、ナインボールなどは、最初に当てる的球が決まっていたりしてハードルが上がるため、コールショットは適用されておらず、フロックで的球をポケットしても認められるというルールになっています。

さて、これ以上ルールの説明をしているとビリヤードブログになってしまうので、とりあえず今回はこのナインボールを題材にシンキングしていきますね。

リスクの回避と2手先を考える

さて問題です。
下の画像のような配置が回ってきたとします。(縮尺むちゃくちゃ)

haichi1

黄色い1番の的球を、右上のコーナーポケットに入れたあと、手球を次の2番を入れやすい場所へコントロールします。

手球の撞き方次第でどちらのラインを走らせることも可能です。

Aのラインはクッションに1回、Bのラインは2回跳ね返らせて手球を進めています。
※2番は左上のコーナーポケットに入れる前提です。
A、Bどちらも2番をポケットに入れること自体は大差のない難易度です。

この場合、赤いラインを走らせてAの位置へ運ぶのと青いラインを走らせてBの位置へ運ぶのではどちらがより有効でしょうか?

 

 

・・・はい、とっとと答え合わせいっちゃいます。

答えは青いラインのBです。

下の画像で扇型に広がっている範囲に手球を運べば、簡単に2番を左上コーナーポケットに入れることができ、A、B両方ともこの扇型の中に手球を運んでいるので、2番を入れること自体はどちらでも可能です。

haichi2

この際考えるのが手球を運ぶラインと位置です。

Aのラインは扇型に対して横切るように手球を走らせています。
逆にBのラインは扇型に対して、縦に進むように手球を走らせています。

つまり、力加減が微妙に狂っても、扇型に対して縦に走らせるほうが、
よりこの範囲内に止めることができる可能性が高いということになります。

また、Aのラインは力加減を間違えると、赤い3番の後ろに隠れてしまう可能性が出てきたり、左下のコーナーポケットにスクラッチ(手球をポケットに落としてしまうファール)する可能性もあり、リスクの高いライン取りと考えます。

力加減に関しても、実はクッションを使う回数が多いほど力加減の誤差をなくしやすくなります。(詳しい理屈は省きますが)

またAのラインを走らせるには押球という技術を使いますが、クッションに入ったあと、その押しの効果がなくなるぐらいのイメージで撞く必要があり、技術的にもさらに難しくなります。(クッションに入った際に押しがかかっていると、手球がクッションに戻ろうとするので、目的の場所まで手球が走らなくなります。)

そして、扇型の中央のラインに対して、Aは左側に位置しています。
この位置から2番を左上コーナーポケットへ入れると、その後手球は基本的に右方向に走ります。この状態を逆フリといい、2番をポケットした後、手球が次の3番から離れていくことになり、3番をポケットしづらくなります。(まぁ、この程度の配置なら十分対応できますが)

どうでしょう、同じ2番を入れる場所に手球を運ぶにしても、よりリスクの少ない方法で、かつ2手先の3番まで考慮しながら、1番をポケットしていくのです。

次に2番をポケットするときは、4番のことまで考慮しながら、よりリスクの少ない方法で手球をコントロールし、3番を入れやすい場所に運ぶというように、常に2個先のボールのことまで考慮してゲームを進めていくわけです。

さて、Webの制作現場でも一緒ですね。

※常にロジカルに物事をとらえながら、リスクを回避し、2手3手先を考えることで、より円滑に進行することができるでしょう。

 

セイフティで状況を有利に

またまた問題です。
下の画像のような配置が回ってきました。

haichi3

次はオレンジの5番ですが、この5番と手球の配置では直接入れらるのは左上のコーナーポケットしかありません。

しかし、5番が走るコースを7番が塞いでしまっているため、左上のコーナーポケットに5番を入れることができません。 下側中央のサイドポケットへバンク(クッションに跳ね返らせて入れる)で狙うことも可能ですが、腹切りバンクという難しいバンクになり確率が低くなり、たとえ入れることができても、その後の緑の6番に対して手球をコントロールすることができません。

さてこの場合、あなたならどう撞きますか?

 

 

・・・さっさと答え合わせしろと・・

はい、いきます。

下の画像を見てください。

haichi4

 

5番に対して、まっすぐにストップショット(手球が的球に当たった後、その場に止まる撞き方)で撞きます。

5番がグレーのAのエリアに止まるぐらいの力加減です。
ストップショットで撞くので、手球は5番に当たったあと、その場所に止まるとイメージしてください。

この場合、的球が何もポケットされないので、次のプレイは対戦相手に移りますが、相手が的球の5番を狙おうとしても、手球と5番の間にある緑の6番が邪魔をして、直接5番に当てられない配置になります。

こうなると、相手は一度手球をクッションに入れてから、跳ね返りで5番に当てなければならず、5番ないしは他の的球をポケットする確率はほとんどなくなります。

もちろん、手球が5番に当たらなければ、ファールになり、フリーボール(手球を好きな場所に置ける)で自分の番が回ってくるため、かなり有利な状態でプレイを再開できます。

このように、相手に不利な状況の配置を作り出して、プレイを渡すことをセイフティプレイといいます。

初心者相手にこのようなプレイをすると文句言われそうですが、ある程度の経験者同士でのゲームであれば、普通に行われる戦略的プレイで、卑怯なプレイではありません。

というか、単純に的球をポケットするよりも高度な技術を使ったプレイとなりますので、
良いセイフティプレイが決まると、相手からナイスショットなんて言葉がかかります。

Bのエリアに5番を止めるようにしても同じように的球を隠すことができますが、相手が手球を5番に当てることができずファールで自分の番が回ってきた場合、フリーボールでも直接5番を入れることができないため、またセイフティをかける必要が出てきます。

そういった状況も考慮して、わたしならAのエリアを選択します。

 

制作現場に当てはめると・・・

問題が出てきたときに、強引に作業を進めるのではなく、状況を立て直す手立てを考え、実行し、良い状態で進行できるようにする。

ということですね。

 

というわけで、2回に渡ってビリヤードにおける思考、発想を仕事を行っていく上での
思考、発想にこじつけ・・・当てはめてみました。

言いたいことは、ビリヤードに限らず、普段何気なく行っている行動、思考、発想の中に、仕事に役立つヒントがごろごろと転がっているということです。

普段からそういう意識を持って楽しく生活していきたいですね。

・・・あぁ、ビリヤードやりに行きたい。。。

 

>Web制作に役立つ思考力をつける!球撞き(たまつき)ロジカルシンキング ~その1~

 

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